親戚がお金を貸してくれなかったらカードローンくらいしかなかった
滋賀県在住 N.Oさん(32歳)
珍しく私たちの親戚や親族というのはつながりが強いです。盆と正月にはみんなが必ず集まるようになっていますし、その時には食事をして結束をしているような感じです。私も子供の頃からそれが当たり前、と思っていたので不思議には思いませんでした。
しかし中学や高校くらいから、親族で集まるという事自体ない人達もいることを知りましたし、年齢が上がってくると家族と行動することが恥ずかしいと思うものなんだ、というのもわかりました。ただ、私は一切行動自体は変えることはなかったんですが。
そんな私が親族とのつながりがあってよかったな、そう思うことがたびたびありました。それがお金を貸してくれたり資本を投資してくれたりしたことです。元々会社をやっている私は最初に二人だった従業員が、今では10人を超えています。
10人を超えるほどの従業員を抱えるだけになった要因は、親族がお金を貸してくれたからだと思っています。会社を大きくするためには資金が必要で、その資金を親族がポンと出してくれたのです。まぁ実際にはそのお金も絞り出してくれたものも多いでしょうが。
普通はこういうことはできないと思います。なぜなら親族のつながりだからといってお金を出してくれるとは限らないからです。お金と血のつながりはまた別問題ですから。でも、私達の親戚関係はこういうところも普通よりも強かったのです。
もしここで貸してもらえなかったら私の会社はカードローンを使うしかなかったでしょう。カードローンも悪くはなかったと思いますが金利支払いが大変です。だから金利支払いに回さないといけない分、成長が鈍化していた可能性があるのです。
そう考えるとカードローンは悪いわけじゃないんですけれども、借りるなら親族や友達などから借りられるのが一番だなと思います。もちろんそれを私は返済をしたからこそ、今があるのですが。返済していなかったら二度と親族の集まりには顔を出すことができなかったんじゃないかと思います。